大阪八尾相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
八尾の方より相続に関するご相談
2025年08月04日
相続財産を公平に分け合うにはどうしたらよいか、行政書士の先生にお伺いします。(八尾)
私は八尾在住の女性です。この度、同居していた父が亡くなりました。相続人となる母、私、弟で相続手続きを進めたいと思っているのですが、相続財産の分け方で困っています。正直なところ、父の預金は晩年の介護費用でほとんど使ってしまったので、父が遺した財産と言えば、八尾の自宅と、今は活用していないわずかばかりの土地が八尾にあるだけです。
母は、八尾の自宅は今後も母と私で暮らしていくのだから、今回の相続で私の名義に変えてしまえばよいといいます。弟には八尾の土地を相続させるつもりのようです。しかし、素人目に見てもあきらかに八尾の自宅の方が財産としては大きい額になると思いますので、この分け方で弟が納得するか不安です。
今後弟も含めて相続について話し合うにあたり、どのような財産の分け方があるのか知りたいと思い、ご相談させていただきました。(八尾)
相続財産の分割方法には、現物分割・代償分割・換価分割があります。
被相続人(亡くなった方)が遺言書を作成し、相続財産の分割についてご意向を示しているのであれば、原則としてその遺言内容に従って相続手続きを進めることになります。しかしながら、遺言書が無い場合には、相続人同士で遺産分割について話し合いを行い、それぞれの取得分を決めなければなりません。この話し合いを遺産分割協議と言います。
遺産分割の方法として、現物分割・代償分割・換価分割の3つをご紹介しますので、遺産分割協議の参考になさってください。
◆現物分割
その名のとおり、財産を現物のまま分け合います。八尾のご相談者様のケースでは、お母様のおっしゃる方法が現物分割ですね。現物分割に相続人全員が納得するのであれば、相続手続きの工程も少なくスムーズに進みますが、各財産の価額に差があり不公平が生じることも少なくありません。
◆代償分割
一部の相続人が財産を現物のまま取得し、その他の相続人に代償金や代償財産を支払う方法です。法定相続分を基準として、全員が公平に財産を取得できるよう、高い金額の財産を取得した人が代償金を支払います。これにより公平な遺産分割を目指すことができますが、財産を取得した相続人は代償金として場合によっては高額の現金を工面しなければなりません。
◆換価分割
相続財産を売却して現金化し、その現金を分け合う方法です。現金で分割するため各人の取得額が明確となり、もっとも公平な遺産分割にすることができますが、売却の手間や費用がかかること、不動産売却時には譲渡所得税がかかるケースもあることも考慮しなければなりません。また、財産を手元に残しておきたいのであれば、換価分割は難しいでしょう。
まずは「評価」を行い、 八尾のご自宅や土地がそれぞれどの程度の価値があるのか明確にしてから遺産分割について考えてみてはいかがでしょうか。
財産の分け方が困難なために、遺産分割協議が難航するケースも少なくありません。相続に関する知識と経験を豊富にもつ大阪八尾相続遺言相談プラザでは、遺産分割に関するアドバイスも承っております。初回無料相談の段階から、相続の専門家が丁寧にお話をお伺いし、分かりやすく丁寧にご案内させていただきます。
八尾の皆様はぜひお気軽に大阪八尾相続遺言相談プラザの相続の専門家までご相談ください。